GA4の指標「総ユーザー数」VS「アクティブ ユーザー数」

総ユーザー数

GA4の「探索」の「指標の選択」の際に、
「アクティブ ユーザー数」
「総ユーザー数」

を見て、どちらを使おうか迷った経験は無いでしょうか。

それぞれの選択肢にマウスオーバーすると、指標の解説が表示されます。それぞれの解説は以下の通りです。
「アクティブ ユーザー数」=「アクティブ ユーザーの合計数です。」
「総ユーザー数」=「エンゲージメント イベント発生の有無によらず、サイトやアプリを操作したユーザーの合計数」

なんとなくは理解できますが、今回は、もう少し掘り下げて確認してみましょう。

指標「総ユーザー数」VS「アクティブ ユーザー数」

下記の公式ヘルプには、「GA4 では「アクティブ ユーザー」(「ユーザー」とも表示されます)に焦点が当てられます。」とあります。

留意点
ユニバーサル アナリティクスでは、ほとんどのレポートで「合計ユーザー数」(「ユーザー」と表示されます)に焦点が当てられ、GA4 では「アクティブ ユーザー」(「ユーザー」とも表示されます)に焦点が当てられます。このように、どちらの場合でも「ユーザー」という用語が表示されますが、UA では「合計ユーザー数」、GA4 では、「アクティブ ユーザー」が使用されているため、UA と GA4 ではこの指標の計算が異なります。

https://support.google.com/analytics/answer/11986666?hl=ja#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9

公式ヘルプ:https://support.google.com/analytics/answer/11986666?hl=ja#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9

「総ユーザー数」としてカウントされるためには、何の条件も満たす必要はありません。上記のマウスオバーした際の説明にもありましたが、「総ユーザー数」=「エンゲージメント イベント発生の有無によらず、サイトやアプリを操作したユーザーの合計数」という定義です。


一方で、「アクティブ ユーザー数」は、下記のいずれかの条件を満たす必要があります。

「アクティブ ユーザー数」は、
ウェブサイトまたはアプリケーションにアクセスした個別のユーザーの数ですが、
「エンゲージメント セッション」(注1)が発生するか、アナリティクスで以下の情報が収集されないと、
「アクティブ ユーザー」としてカウントされません。

ウェブサイトの 「first_visit イベント」または 「engagement_time_msec パラメータ」(注2)
Android アプリの 「first_open イベント」または 「engagement_time_msec パラメータ」
iOS アプリの 「first_open イベント」または 「user_engagement イベント」(注3)

(注1)「エンゲージメント セッション」


「エンゲージメントのあったセッション」とは、10 秒を超えて継続したセッションコンバージョン イベントが発生したセッション、または 2 回以上のページビューもしくはスクリーン ビューが発生したセッションです。
公式ヘルプ:https://support.google.com/analytics/answer/12195621?hl=ja

(注2)「engagement_time_msec パラメータ」


GA4で自動的に収集されるイベントの中で、「engagement_time_msec パラメータ」が取得されるのは、以下のいずれかのイベントが発火した時です。
公式ヘルプ:https://support.google.com/analytics/answer/9234069#user_engagement

  • イベント:app_exception(アプリ)
  • 自動的にトリガーされるタイミング:アプリがクラッシュしたか、例外をスローしたとき
  • パラメータ:fatal、timestamp、engagement_time_msec 

  • イベント:first_open(アプリ)
  • 自動的にトリガーされるタイミング:ユーザーがアプリをインストールまたは再インストールした後に、そのアプリを初めて起動したとき。このイベントは、ユーザーがアプリをデバイスにダウンロードしたときではなく、初めて使用したときにトリガーされます。ダウンロード数は Google Play Console または iTunesConnect で確認できます。Apple の iOS 14 アプリ トラッキング プロンプトに同意したユーザーの first_open コンバージョン測定に対応しています。
  • パラメータ:previous_gmp_app_id、updated_with_analytics、previous_first_open_count、system_app、system_app_update、deferred_analytics_collection、reset_analytics_cause、engagement_time_msec

  • イベント:page_view(ウェブ)
  • 自動的にトリガーされるタイミング:ページが読み込まれるたび、またはアクティブなサイトによって閲覧履歴のステータスが変更されるたび。測定機能の強化経由でデフォルトで収集されます。
  • パラメータ:page_location(ページの URL)、page_referrer(前のページの URL)、engagement_time_msec

  • イベント:screen_view(アプリ)
  • 自動的にトリガーされるタイミング:画面が遷移したとき。ただし、次の条件のいずれかを満たしている必要があります。
    •   以前にスクリーンの設定が行われていない
    •   新しいスクリーン名が以前のスクリーン名と異なる
    •   新しいスクリーン クラス名が以前のスクリーン クラス名と異なる
    •   新しいスクリーン ID が以前のスクリーン ID と異なる
  • パラメータ:firebase_screen, firebase_screen_class, firebase_screen_id, firebase_previous_screen, firebase_previous_class, firebase_previous_id, engagement_time_msec

  • イベント:scroll(ウェブ)
  • 自動的にトリガーされるタイミング:ユーザーが各ページの最下部まで初めてスクロールしたとき(垂直方向に 90% の深さまで表示されたときなど)。測定機能の強化経由でデフォルトで収集されます。
  • パラメータ:engagement_time_msec

・イベント:user_engagement(アプリ、ウェブ)
・自動的にトリガーされるタイミング:アプリがフォアグラウンド表示されているとき、またはウェブページが 1 秒以上フォーカスされているとき。
・パラメータ:engagement_time_msec

(注3) 「user_engagement イベント」


このイベントの仕様は、上記の一覧の一番最後に掲載されています。

以上が、「総ユーザー数」「アクティブユーザー数」のご説明となります。淡々と人数を数える「総ユーザー数」に対して、「アクティブユーザー数」は、一定の条件を満たしたユーザーの数ということになります。

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