GA4 × ChatGPT Plus ( OpenAI ) 爆速仮説構築術 会議中のその場で、仮説を5個、1分で考える。改善策込みで!

AI

ChatGPT Plus は、現在のところ、BigQueryのデータを丸投げして、分析させることはできません。

しかしながら現時点でも、適切な問いを投げ掛けることで、瞬時に仮説と改善提案を生み出すことができます

たとえば、会議中のその場で、仮説を5個、1分で考えるのもお手のものです。改善策込みで、です。今の所、そのような使い方をするだけでも、ウェブ解析の現場の特性にもよりますが、業務効率改善が行えるケースも少なくないのではないでしょうか。

例えば、以下のような問いを投げ掛けてみたとします。

私はEコマースサイトの運営担当者で、GA4を使って、サイトの状況を分析しています。 今月は先月と比較して、Organic Searchからの流入で、エンゲージメント率が低下し、コンバージョン率も大幅に下がりました。Organic Searchからの流入数は変化がありません。 エンゲージメント率低下、コンバージョン率低下の原因として考えられる仮説を可能な限り全て挙げてください。

瞬時に、次のような仮説を返してくれます。人間は、もっと優れた仮説を考えられる可能性が十分にありますが、会議の場で、「1分で、仮説を5個、改善策込みで」となると、どうでしょうか。スピードが求められる現場においては、人間とAIが協業して、仮説を出し合うことが得策ではないかと考えられます。

ChatGPT Plus ( OpenAI )による回答例:

いくつかの仮説が考えられます。以下に挙げてみます。

  1. コンテンツの質が低下している可能性がある
    • Organic Searchからの流入数が変化していないため、トラフィック自体は変化していないと考えられますが、コンテンツの質が低下したことで、ユーザーの興味を引くことができず、エンゲージメント率やコンバージョン率が低下している可能性があります。この場合、コンテンツの改善や更新を行うことが必要となります。
  2. ターゲットユーザーのニーズが変化した可能性がある
    • 市場環境や競合状況、社会情勢の変化によって、ターゲットユーザーのニーズが変化したことが原因で、エンゲージメント率やコンバージョン率が低下している可能性があります。この場合、ニーズに合わせたマーケティング戦略の見直しが必要となります。
  3. サイトのデザインやユーザーエクスペリエンスに問題がある可能性がある
    • サイトのデザインやユーザーエクスペリエンスに問題があることで、ユーザーが求める情報や商品にたどり着きにくい、操作性が悪いなど、利用者の不便を招いている可能性があります。この場合、サイトの改善やUXデザインの見直しが必要となります。
  4. プロモーションやキャンペーンの効果が低下した可能性がある
    • Organic Searchからの流入数が変化していないことから、トラフィックの問題ではないと考えられますが、プロモーションやキャンペーンの効果が低下したことで、ユーザーが興味を持たず、エンゲージメント率やコンバージョン率が低下している可能性があります。この場合、プロモーションやキャンペーンの改善が必要となります。
  5. サイトの速度が遅くなった可能性がある
    • サイトの速度が遅くなったことで、ユーザーがイライラしたり、不便を感じている可能性があります。この場合、サイトの速度改善が必要となります。

これらの仮説をもとに、問題点を洗い出し、改善策を検討することが必要です。以下は、各仮説に対しての改善策の例です。

  1. コンテンツの質が低下している可能性がある場合
    ・コンテンツの見直しや改善を行う。
    ・新しいトピックや情報を追加する。
    ・競合他社のコンテンツとの比較を行い、自社コンテンツの優位性を明確にする。
  2. ターゲットユーザーのニーズが変化した可能性がある場合
    ・市場動向の分析や競合他社との比較を行い、ターゲットユーザーのニーズを把握する。
    ・ニーズに合わせた商品やコンテンツの開発や改善を行う。
    ・マーケティング施策の見直しを行い、新しいターゲットユーザー層を開拓する。
  3. サイトのデザインやユーザーエクスペリエンスに問題がある可能性がある場合
    ・ユーザビリティテストを行い、サイトの問題点を洗い出す。
    ・サイトの見直しや改善を行い、利用者にとって使いやすいサイトに改善する。
    ・ユーザーエクスペリエンスに配慮したサイト設計を行う。
  4. プロモーションやキャンペーンの効果が低下した可能性がある場合
    ・プロモーションやキャンペーンの見直しを行い、改善策を考える。
    ・ユーザーのニーズや嗜好に合わせたプロモーションを実施する。
    ・実施中のプロモーションの効果を定期的に評価する。
  5. サイトの速度が遅くなった可能性がある場合
    ・サイトの速度改善を行う。
    ・画像の最適化やキャッシュの有効化、サーバーの最適化など、サイトの速度に影響を与える要因を改善する。
    ・ユーザーがストレスを感じない程度の速度を確保する。

以上のように、仮説を洗い出し、それに対しての改善策を実施することで、エンゲージメント率やコンバージョン率の低下を改善することができます。

ChatGPT Plus ( OpenAI )による回答例:追加でアドバイスもくれます

Google Analytics 4には、機械学習による解析機能が強化されており、分析の精度が向上しています。機械学習によって、従来の分析手法では見落としがちな傾向やパターンを自動的に検出することができるため、より効率的な分析が可能になります。

また、GA4では、カスタムディメンションやカスタム指標を自由に設定することができるため、サイトの特性やビジネスモデルに応じた分析が可能になっています。これにより、より細かい分析やレポートを作成することができ、サイトの問題点や改善点をより正確に把握することができます。

さらに、GA4では、ユーザーの行動を継続的にトラッキングし、そのデータを利用して予測分析を行うことができます。これにより、将来のユーザー行動を予測し、それに応じた施策を計画することができます。

以上のように、Google Analytics 4は、従来のGoogle Analyticsよりも高度な分析が可能であり、改善策の立案や施策の計画に大きく貢献することができます。

今回のまとめ(ここは人間が書いています)

以上が、ChatGPT Plus ( OpenAI ) による仮説と改善提案です。人間の方が、もっと深い洞察に基づくアイデアを多数生み出すことが出来るとは思います。しかし、短時間でパパっと答えてくれるAIを使わない手はないという気もします。どちらが優れているかではなく、「ルンバが掃除した後で、人間が仕上げの掃除をする」みたいな感じで協業できれば、もしかしたら、僅かでも人手不足解消できる現場が出てくるかも知れません。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

ランキング(週間)

  1. 1

    GA4 「ページ ロケーション」と「ページ パス と スクリーン クラス」何が違う?ドメインの有無以外にもパラメータの扱いに違いあり

  2. 2

    GA4 拡張計測機能の新顔「フォームの操作」 form_start, form_submit

  3. 3

    GA4 クロスドメイン設定では、リンク先に「_gl」パラメータが付く。勝手なパラメータを付けるとエラーになるページは要注意

  4. 4

    GA4のレポート画面の数値データは、イベント発生時から何時間後に確定するのか?

  5. 5

    GA4で設定したイベントの消し方(削除の仕方)

  6. 6

    「GA4【無料】オンラインセミナー」セミナーアーカイブ(登録不要)

  7. 7

    ZOOMでの オンラインセミナー 参加方法

  8. 8

    GA4の指標「総ユーザー数」VS「アクティブ ユーザー数」

  9. 9

    ECサイトのゴールデンルートを発見する方法 – Google Analytics 4とPythonを活用して(第2回)

  10. 10

    YouTubeの概要欄に貼られたリンクをクリックしてサイトを訪れたユーザーを計測するために

最近の記事

  1. 生成AIを調整してABテストを実装したら想像以上に早かった

  2. 無料で使えるABテストツールのバージョンアップを行いました

  3. 無料ABテストツール(and,B)のマニュアルを作成しました

カテゴリー

 
TOP