記事技術協力 and,a株式会社 デジタルマーケティングエンジニア 佐藤洋太
「少なくとも 6 か月間」アクセスできます
2023 年 7 月 1 日以降は、この日よりも前にUA プロパティで処理されたデータに、「少なくとも 6 か月間」アクセスできます。(出所:https://support.google.com/analytics/answer/11583528?hl=ja)
Googleから今後数か月以内に、既存のUA プロパティのサポート終了日について告知があるとのことです。(このアナウンスがあったのは、2022年10月 2 日。出所は前出)
サポート終了日を過ぎると、UAのレポートをアナリティクスの管理画面で確認したり、API を介してユニバーサル アナリティクスのデータにアクセスしたりできなくなります。
UAのデータのバックアップはどうするか?
現在、UA プロパティからデータをエクスポートする方法はいくつかあります。
- CSV
- TSV
- TSV 形式(Excel)
- Excel(XLSX)
- Google スプレッドシート
- Google アナリティクス Reporting API(https://developers.google.com/analytics/devguides/reporting/core/v4?hl=ja) を使用してデータをエクスポート可能
- 【GA 360 を利用している場合限定】: BigQuery へのエクスポートも可能
上記の内1~6は、レポート単位でのエクスポートになります。
8は GA360 ユーザー限定の方法で、しかも、データをBigQueryに置いている間は、ずっと費用が発生します(データに対してSQLを使用する場合は、データ保管量とは別に費用が発生します。)
7は、「API」を理解できる人がいれば利用可能ということになるでしょう。(ただし、1日に利用できるAPIの実行には上限がありますので、注意が必要です。サポート終了が近づくほど、過去データを全部バックアップできない可能性が高くなります。)
Googleによれば、「ユニバーサル アナリティクスのサポート終了日までに、データのエクスポートに関する詳しいガイダンスを発表する予定です。」(出所は前出)とありますが、この記事を書いている時点では、まだ発表されていません。
UAのデータのバックアップ、他に選択肢は無いのか?
ここまでの情報をご存じの皆さんの中には、「他に選択肢は無いのか?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Google Analytics Data Backup by QA
今回ご紹介したいのは、
Google Analytics Data Backup By QA
https://ga-backup.com/
というツールです。
Google Analytics Data Backup By QAは、UAのAPIの連携後、自由にUAアカウント内の全プロパティのビューデータを移行可能です。
移行したデータは、QAビュー画面で閲覧できます。BIツールを使ってのデータ加工は不要です。
百聞は一見にしかずということで、上記の動画をご覧になってみてください。
「聞いたことが無いツ―ルで不安だ」と思われるかもしれませんが、既に、ウェブ解析業界のレジェンド、小川卓さんもこのツールの使用感を述べておられます。こちらのコンテンツも参考にしてみてください。
「株式会社HAPPY ANALYTICSの小川さんにGoogle Analytics Data Backup by QAの使い勝手をお聞きしました。」
「Google Analytics Data Backup by QA」の疑問に答えます!
弊社エンジニアチームからのGoogle Analytics Data Backup By QAに対する質問に、開発元さんが丁寧に答えてくださいました。
Q1. 外部DBにお客様のデータを置くことのリスク管理はどうすればよいでしょうか。WordPress(以下、WP)アドオンから 不正なSQLを流し込まれて、管理していたWPコンテンツが多数改竄されてしまったという話を聞いたたことがあります。
A1. WordPressのセキュリティリスクに対しては、基本的にお客様側での対応となりますが、こちらのセキュリティに強い会社様もご紹介可能です。
その上でですが、あくまで基本的な考え方として、WPでセキュリティリスクがあるのはWP本体とプラグイン(アドオン)になります。このうち、最近のWP本体はセキュリティアップデートは自動で対応されるため、主にはプラグインの問題になりますが、今回はバックアップ専用でWPをお使いになるので、一緒にWordfence Securityなどのセキュリティプラグインを入れて頂くだけになります。従って事例としてあげられたアドオン経由で問題が発生する可能性は排除できます。
Q2. APIで、とのことですが、GoogleがAPIがサポート閉じる可能性も考慮した方がよいかと思いますが、いかがでしょうか。
A2. Googleの一存で決めることができるのでAPIを閉じる可能性は考えられます。その場合は、そもそも世界中のUAユーザーがデータを取得する手段はなくなるということになり、おそらくGoogleに対し大クレームにはなりますが、Googleの決定事項ですので、変更は不可能ですし、今回のソフトウェアとしても免責としております。(むしろそうなる前にバックアップを取得されることをお客様にお勧めした方がよいと考えております)
Q3. 別サーバーなのでBIと繋ぎたい場合は、大変ではないでしょうか。
A3. BIと繋ぐ用途は考えておりません。あくまで下記のインタビューにあるようなニーズを想定しております。
BIと繋がれたいユーザー様は、360によるバックアップなどを検討されると良いと思いますが、日数に限りがあるので悩ましいところです。
Q4. WordPressのバージョンアップに対する開発体制はいかがでしょうか。
A4. メジャーバージョンアップに対して、事前に検証しております。
Q5. UAのバックアップをどのような形でDBに保存されますか?
A5. データベースではなく、ファイルに保存しております。従ってDB容量を気にして頂く必要はありません。こちらのサイトに設置してあるシミュレーターに表示されたファイルを保存でき、推奨要件を満たすサーバーであれば、どのようなサーバーでも構いません。
選択肢が少ない中での注目の選択肢
今回は、選択肢が少ない中での注目の選択肢
Google Analytics Data Backup By QA
を取り上げさせていただきました。まだ、UAのバックアップをどうするか決めておられない方は、下記の公式サイトをご覧になってみてはいかがでしょうか。
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