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はじめに1: レポートの各部分の名称

「ライフサイクル」を例に解説します。GA4のレポートは、「コレクション」「トピック」「サマリーレポート」「詳細レポート」という構成になっています。
はじめに2: レポートをカスタマイズできるユーザー権限

今回ご紹介する「ライブラリ」、「レポート ビルダー」等の機能を使用するためには、編集権限(=「管理者」or「編集者」)が必要となります。
管理 > プロパティ列 > プロパティのアクセス管理 で確認できます。
レポートをカスタマイズする 「詳細レポート」
詳細レポート 「レポート ビルダー」にアクセスする方法 2つのうちの1つ目

レポートの右上にある「レポートをカスタマイズ」をクリックします。
公式ヘルプ:https://support.google.com/analytics/answer/10445879?hl=ja
詳細レポート 「レポート ビルダー」にアクセスする方法 2つのうちの2つ目

左側のナビゲーションで、「ライブラリ」(左側のナビゲーションの下部)をクリックします。
編集権限が無い場合、「ライブラリ」は表示されません。
新しい「詳細レポート」を作成する方法 2つのうちの1つ目

「ライブラリ」ページで、「+ 新しいレポートを作成」をクリックして「詳細レポートを作成」を選択します。
新しい「詳細レポート」を作成する方法 2つのうちの2つ目

「ライブラリ」ページで、既存の「詳細レポート」の一覧からレポートを選んで、 「編集」または「コピーを作成」をクリックします。 既存のレポートが「詳細レポート」か「サマリーレポート」かは、表の2列目のアイコンで判別できます。
新しい「詳細レポート」を作成する方法 2つのうちの2つ目 「コピーを作成」

「コピーを作成」を選んだ場合は、レポート名を付けます。
「レポート ビルダー」を開く

前出の、新しい「詳細レポート」を作成する方法の1つ目、または2つ目の方法で、レポートビルダーが開きます。
「詳細レポート」 レポートをカスタマイズする

「詳細レポート」の「レポート ビルダー」には、以下でご説明する4つのセクション(「レポートデータ」「グラフ」「レポート」「テンプレート」「概要カード」)があります。
変更が完了したら、「保存」をクリックします。変更対象のレポートが「コレクション」(後述)に含まれている場合は、アラートが表示されます。
「詳細レポート」 レポートをカスタマイズする 「レポートデータ」の「ディメンション」

「レポートデータ」セクションでは、レポートの表に表示される「ディメンション」と「指標」を設定できます。
「レポート ビルダー」で「サイズ」(2022年5月5日時点。なぜ「サイズ」なのか不明です。)をクリックすると、表で利用できる「プライマリ ディメンション」のリストを管理できます。

「ディメンション エディタ」を使用して、レポート表のプルダウン メニューで利用できるプライマリ ディメンションを管理します。
必要に応じてディメンションをドラッグして順序を並び替えたり、削除したり追加したりしてから 「デフォルトに設定」をクリックすると、変更後のディメンションがデフォルトとして表に表示されるようになります。「適用」をクリックして変更を適用し、レポート ビルダーに戻ります。
「詳細レポート」 レポートをカスタマイズする 「レポートデータ」の「指標」

「レポート ビルダー」で「指標」をクリックすると、表内の列に表示される指標のリストを管理できます。指標エディタで、必要に応じて指標をドラッグして順序を並び替えたり、削除したり追加したりしたら、「適用」をクリックして変更を適用し、レポート ビルダーに戻ります。
「詳細レポート」 レポートをカスタマイズする 「グラフ」

グラフ
詳細レポートの上部には、最大2つの視覚化データを設定できます。
•視覚化データの一方を表示しない場合は1つをオフに、両方とも表示しない場合は2つともオフにします。
•レポートで最初に表示される視覚化データを変更するには、いずれかの視覚化データをドラッグします。

•表示する視覚化データの種類を選択します。
「詳細レポート」 レポートをカスタマイズする 「レポート テンプレート」

レポート テンプレート
レポートをリンクまたはリンク解除するには、「リンク解除 / リンク」アイコンをクリックします。レポートに加えた変更を保存すると、リンクを解除したオブジェクトは今後リンクできなくなります。
リンクされたレポート
リンクされたオブジェクト(リンクされたレポートなど)は、Google による自動更新の対象となります。たとえば、Google がユーザー獲得レポートにディメンションを追加した場合、リンクされているすべてのユーザー獲得レポートにそのディメンションが自動的に追加されます。
テンプレートから作成するレポートは、デフォルトでリンクされているため、自動的に更新されます。
管理者(あるいは別のプロパティ管理者)が加えた変更は影響を受けません。たとえば以下のような場合です。
•管理者(あるいは別のプロパティ管理者)が追加または削除した「指標」または「ディメンション」への影響はありません。
•管理者(または別のプロパティ管理者)が追加または削除したグラフ(視覚化データ)への影響はありません。
リンクの解除
レポートの更新を希望しない場合は、リンクを解除してください。
•ゼロから作成したオブジェクト(レポートなど)は、デフォルトでリンク解除されています。
•レポートのリンクを解除するには、レポート ビルダーで「リンク解除 / リンク」アイコンをクリックします。レポートに加えた変更を保存すると、リンクを解除したオブジェクトは今後リンクできなくなります(=リンク解除の操作をした後でも、レポートの「保存」をクリックしなければ、リンク解除は保存されません) 。
「詳細レポート」レポートをカスタマイズする 「概要カード」

「レポート ビルダー」のこのセクションでは、このレポートに関連づけられるカードを作成します。
これらのカードは、「サマリー レポート」(後述)を作成する際に使用できます。レポートにカードを使用しない場合は、「概要カード」セクションをスキップできます。

作成するカードごとに、「ディメンション」「指標」「ビジュアリゼーション」をそれぞれ1つ以上設定する必要があります。ディメンションと指標は、「詳細レポートで使用されているもの」のみ選択できます。

作成した「概要カード」は、「詳細レポート」の画面には表示されません。カードを作成すると、サマリー レポートで使用できるようになります。

「詳細レポート」で作成した「概要カード」を「サマリー レポート」で使用する際の操作イメージです。
「詳細レポート」の保存

変更が完了したら、「保存」をクリックします。変更対象の「サマリーレポート」が「コレクション」(後述)に含まれている場合は、該当「コレクション」を通知するアラートが表示されます。
レポートをカスタマイズする「サマリーレポート」
新しい「サマリーレポート」を作成する方法 2つのうちの1つ目

「ライブラリ」ページで、「+ 新しいレポートを作成」をクリックして「サマリーレポートを作成」を選択します。
公式ヘルプ: https://support.google.com/analytics/answer/10659091?hl=ja
新しい「サマリーレポート」を作成する方法 2つのうちの2つ目

「ライブラリ」ページで、既存の「サマリーレポート」の一覧からレポートを選んで、 「編集」または「コピーを作成」をクリックします。 既存のレポートが「詳細レポート」か「サマリーレポート」かは、表の2列目のアイコンで判別できます。
サマリーレポート 一覧での操作

•「編集」をクリックすると、元のレポートを編集できます。
•「コピーを作成」をクリックすると、元のレポートが保持され、編集用のコピーが開きます。
•「名前を変更」をクリックすると、レポートの名前を変更し、レポートの説明を記入できます。
•「現在のレポート スナップショットに設定」をクリックすると、レポートが「レポートのスナップショット」として設定されます。
•「削除」をクリックすると、レポートがライブラリから削除されます。
サマリーレポートの「レポート ビルダー」

「サマリー レポート」の「レポート ビルダー」には、「カード」と 「レポート テンプレート」の2つのセクションがあります。

変更が完了したら、「保存」をクリックします。変更対象の「サマリーレポート」が「コレクション」(後述)に含まれている場合は、該当「コレクション」を通知するアラートが表示されます。
「サマリーレポート」 カードの追加、削除

「サマリーレポート」でカードを使用するには、カードが「詳細レポート」で定義されている必要があります(前出)。
レポートでのカードの表示順序を変更するには、カードの 「・」が6つ並んでいるアイコン(図の(A)の部分をドラッグします。
レポートからカードを削除するには、「×」をクリックします。
レポートにカードを追加するには、「+ カードの追加」をクリックします。

「レポート ビルダー」で「+カードの追加」をクリックすると「カードの追加」ページが開きます。
「詳細レポート」が「コレクション」(後述)に含まれている場合は、「概要カード」タブにカードが表示されます。
「詳細レポート」が「コレクション」に含まれていない場合は、「その他のカード」タブにカードが表示されます。

追加したいカードにチェックを入れたら、「カードを追加」をクリックする。

カードが追加されたら、「保存」をクリックします。
「サマリーレポート」 レポート テンプレート

レポート テンプレート
レポートをリンクまたはリンク解除するには、「リンク解除 / リンク」アイコン をクリックします。レポートに加えた変更を保存すると、リンクを解除したオブジェクトは今後リンクできなくなります。
リンクされたレポート
リンクされたオブジェクト(リンクされたコレクションなど)は、Google による自動更新の対象となります。たとえば、Google が「集客サマリー」レポートにカードを追加した場合、リンクされているすべての「集客サマリー」レポートにそのカードが自動的に追加されます。
テンプレートから作成するレポートは、デフォルトでリンクされているため、自動的に更新されます。
管理者(あるいは別のプロパティ管理者)が加えた変更は影響を受けません。たとえば、管理者(あるいは別のプロパティ管理者)が追加または削除したカードへの影響はありません。
リンクの解除
レポートの更新を希望しない場合は、リンクを解除してください。
ゼロから作成したオブジェクト(レポートなど)は、デフォルトでリンク解除されています。
レポートのリンクを解除するには、テンプレート名の横にある「リンク解除 / リンク」アイコンをクリックします。レポートに加えた変更を保存すると、リンクを解除したオブジェクトは今後リンクできなくなります(=リンク解除の操作をした後でも、レポートの「保存」をクリックしなければ、リンク解除は保存されません)。
「レポートのスナップショット」もカスタマイズできる

「レポートのスナップショット」も、レポート ビルダーを使用してカスタマイズすることができます。
コレクションを作成する

左側のナビゲーションで、「ライブラリ」(左側のナビゲーションの下部)をクリックします。編集権限(前出)が無い場合、「ライブラリ」は表示されません。

「新しいコレクションを作成」作成の「+」をクリックします。

トピックもレポートも含んでいない空のコレクションを使用するには、「空白」をクリックします。
または、定義済みのコレクション テンプレートをクリックします。

既存の「コレクション」の「・」3点のアイコンをクリックして、「コピーを作成」をクリックし、そのコピーから新しい「コレクション」を作ることもできます。既存のコレクションを編集することもできます。「非公開」を選ぶと、左サイドのメニューに表示されなくなります。

「コレクション名」に名前を入力します(「新しいコレクション」など)。
「+ 新しいトピックを作成」をクリックし、トピック名を入力します(「新しいトピック #1」など)。
コレクションには最大5つのトピックを含めることができます。
「適用」をクリックします。

右側のカードから「詳細レポート」をドラッグし、新しいトピックの下にドロップします。
各トピックには「詳細レポート」を10個まで追加できます。

右側のカードから「サマリー レポート」をドラッグし、新しいトピックの下にドロップします。
「サマリー レポート」は「トピック」のダッシュボードとして機能するため、1 つの「トピック」に設定できる「サマリー レポート」は 1 つに限られます。

トピックとレポートの順序を変更するには、それぞれ希望する場所にドラッグしてください。
「コレクション」を公開する

「コレクション」を保存して公開すると、アナリティクス プロパティにアクセスできるすべてのユーザーが利用できるようになります。
左側のナビゲーションで、「ライブラリ」をクリックします。

目的のコレクション カードを見つけます(「新しいコレクション」など)。
「・」が3つ並んだアイコンをクリックします。
「公開」をクリックします。

「コレクション」は、コレクション名に基づいてレポート ナビゲーションにアルファベット順に表示されます。コレクションの表示順序は変更できません。
テンプレートから「コレクション」を作成する

「新しいコレクションを作成」の「+」 ボタン をクリックします。

「テンプレートから開始する」でテンプレートを選択します。
「ライブラリ」に 「レポート」リストのみが表示されている場合は、そのプロパティに対して閲覧権限のみある状態です。プロパティ管理者に編集者のロール(公式ヘルプ:https://support.google.com/analytics/answer/9305587)をリクエストします。

選択したテンプレートが開き、関連するトピックとレポートが自動的に入力されます。以下のカスタム コレクション(=ユーザが作成した「コレクション」)には、ユーザー獲得、エンゲージメント、収益化の概要や、ユーザー獲得およびトラフィック獲得のレポートなどが含まれています。

右側のカードから左側のカスタム コレクション カードにレポートをドラッグすることで、「コレクション」をカスタマイズできます。
「コレクション」からレポートを削除するには、レポート名の横にある「×」をクリックします。
レポートを並べ替えるには、レポート名の横にある 「・」6個のアイコンをクリックしてドラッグします。
完了したら、コレクションにわかりやすい名前をつけて「保存」をクリックします。
リンクされたコレクション

リンクされたオブジェクト(リンクされた「コレクション」など)は、Google による自動更新の対象となります。たとえば、Google が「ライフサイクル コレクション」にレポートを追加すると、そのレポートはリンクされているすべての「ライフサイクル コレクション」に自動的に追加されます。
テンプレートから作成したコレクション(ライフサイクル、ユーザーなど)はデフォルトでリンクされているため、自動的に更新されます。
リンクされている「コレクション」に対して Google が自動更新する情報の例:
•追加または削除されたレポート
•トピック名の変更
管理者(あるいは別のプロパティ管理者)が追加または削除したレポートとトピックへの影響はありません。

リンクの解除
コレクションの更新を希望しない場合は、リンクを解除してください。
ゼロから作成したオブジェクト(コレクションなど)は、デフォルトでリンク解除されています。
コレクションのリンクを解除するには、コレクション テンプレートの名前の横にある、リンク解除アイコン リンクを解除 をクリックします。リンクを解除したオブジェクトは今後リンクすることはできません。
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