下記の「[GA4] BigQuery Export スキーマ」を見ると、「カスタム ディメンション」はエクスポートされないことが分かります。
[GA4] BigQuery Export スキーマ
https://support.google.com/analytics/answer/7029846?hl=ja
しかし「カスタム ディメンション」とは、「イベント パラメータ」「ユーザー プロパティ」のGA4内で仮の姿であり、実体の「イベント パラメータ」「ユーザー プロパティ」は、もちろんBigQueryにエクスポートされます。
カスタムディメンションの設定時、何をカスタムディメンションに設定したかというと、下記を設定したのでした。
イベント スコープの カスタム ディメンション | イベント パラメータ |
ユーザー スコープ のカスタム ディメンション | ユーザー プロパティ |
これはすなわち、「カスタム ディメンション」はエクスポートされないのではなくて、カスタムディメンションは、「イベント パラメータ」「ユーザー プロパティ」にGA4の管理画面で使いやすい名前を付けただけのものであって、GA4の管理画面で付けた「カスタム ディメンション」名前は、BigQueryには送られない。それらの名前は、GA4の探索などだけで利用可能であるということを意味しています。
カスタム ディメンション の元の姿とも言える、「イベント パラメータ」「ユーザー プロパティ」はBigQueryにエクスポートされます。それは、スキーマの下記の表の
イベント パラメータ=「params」「value」「string(文字列値) or int(整数値)」
ユーザー プロパティ=「properties」「value」「string(文字列値) or int(整数値)」
を含む行に該当します。
[GA4] BigQuery Export スキーマ(抜粋)
https://support.google.com/analytics/answer/7029846?hl=ja
フィールド名 | データ型 | 説明 |
event_params | RECORD | このイベントに関連付けられたパラメータを格納する繰り返しレコード。 |
event_params.key | STRING | イベント パラメータのキー。 |
event_params.value | RECORD | イベント パラメータの値を格納するレコード。 |
event_params.value.string_value | STRING | イベント パラメータの文字列値。 |
event_params.value.int_value | INTEGER | イベント パラメータの整数値。 |
フィールド名 | データ型 | 説明 |
user_properties | RECORD | setUserProperty API によって設定される、ユーザー プロパティの繰り返しレコード。 |
user_properties.key | STRING | ユーザー プロパティの名前。 |
user_properties.value | RECORD | ユーザー プロパティの値を格納するレコード。 |
user_properties.value.string_value | STRING | ユーザー プロパティの文字列値。 |
user_properties.value.int_value | INTEGER | ユーザー プロパティの整数値。 |
たとえばgtagでイベント計測をしているとします。下記のイベント名「sign_up」においては、
gtag("event", "sign_up", {
method: "Google"
});
event_params.key は method
event_params.value.string_value は Google
です。
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