GA4リリース当初は実装されていなかった、下記の2つの指標が実装されています。
- ユーザー コンバージョン率は、コンバージョンイベントをトリガーしたユーザーの割合です。
- セッションのコンバージョン率は、コンバージョンイベントがトリガーされたセッションの割合です。
↑「探索」の「指標」の選択肢を見ると「セッションの」と「の」が入っています。
情報ソース:
Conversion rate
The following new metrics let you report on the conversion rate for any conversion event:
・User conversion rate is the percentage of users who triggered any conversion event.
・Session conversion rate is the percentage of sessions in which any conversion event was triggered.
2022年8月23日現在、「探索」の「指標」に、「セッションのコンバージョン率」と「ユーザー コンバージョン率」が確認されます。(プロパティによって、実装のタイミングに差があるかも知れませんが、大行き渡った頃ではないでしょうか。)

ここで、ユーザー コンバージョン率、セッションのコンバージョン率の算出方法を確認しておきましょう。

ユーザー コンバージョン率は、「コンバージョン数÷アクティブユーザー数」(上記 (a)÷(c))の値と比べると、同じか、小さい値になります。これは、同一ユーザーが集計期間中に数回のCVをしても「1」としかカウントされないためと考えられます。(日本語でこのように明記してある公式ドキュメントを見つけられていないので、見つけ次第、リンクを張ります。)
セッションのコンバージョン率は、「コンバージョン数÷セッション数」(上記 (a)÷(b))の値と比べると、同じか、小さい値になります。これは、同一セッション中に数回のCVをしても「1」としかカウントされないためと考えられます。
このように、ユーザー コンバージョン率の場合は、それぞれのユーザーが、CVしたか/しなかったのか、1回でもしたら、1。セッションのコンバージョン率の場合は、セッション中にCVしたか/しなかったのか、1回でもしたら、1。とカウントしているので、単純な割り算よりも、あたりが同じか小さいかになるということになっていると考えられます。
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