(記事更新:2022年9月18日)
UAでは、ユーザー > 行動 > エンゲージメントで、「訪問時のページ数」のデータがあります。これと似たようなデータがGA4の標準レポートには無いようですので、「探索」で作って見たいと思います。


UAの「訪問時のページ数」とは?
このディメンションでは、ユーザーが閲覧したページ数のヒストグラムを 1~20+ の範囲で作成します。これは、ユーザーのセッション数全体に適用されます。両方の共通部分が 1 回のセッションで閲覧されたページ数になります。たとえば、閲覧ページ数が 1 の訪問数が 1,000、閲覧ページ数が 2 の訪問数が 250、閲覧ページ数が 3 の訪問数が 50 というように、1 回のセッションで閲覧された可能性のあるページ数の分布がレポートに表示されます。
UA「ユーザー > 行動 > エンゲージメント」の画面の解説
GA4の探索で「1セッションにnページビュー」のセグメントを作る
「1セッションにnページビュー」のセグメントを作る

たとえば、「1セッションに1ページビュー」のセグメントを作る場合ですが、
「次の条件に当てはまるセッションを含める」 page_view event_count(イベント数) > 0
「次の条件に当てはまるセッションを一時手に除外する」 page_view event_count(イベント数) > 1
とします。

「1セッションに2ページビュー」のセグメントを作る場合は、
「次の条件に当てはまるセッションを含める」 page_view event_count(イベント数) > 1
「次の条件に当てはまるセッションを一時手に除外する」 page_view event_count(イベント数) > 2
とします。
このようにして取得したGA4の「探索」の数値を、UAのユーザー > 行動 > エンゲージメントの「訪問時のページ数」と比較してみると下記のようになりました。
下記で使用したデータは、この記事が掲載されている、https://ga4-quick.and-aaa.com/ のデータ。
集計期間:2022年8月1日~9月15日(サンプリングは掛かっていません)
訪問時のページビュー数 | UA | GA4_探索 | 「GA4_探索」÷「UA」 |
---|---|---|---|
1 | 8,076 | 8,129 | 100.66% |
2 | 1,202 | 1,231 | 102.41% |
3 | 411 | 414 | 100.73% |
4 | 176 | 192 | 109.09% |
5 | 89 | 89 | 100.00% |
6 | 48 | 51 | 106.25% |
7 | 32 | 37 | 115.63% |
8 | 11 | 11 | 100.00% |
9 | 19 | 19 | 100.00% |
10 | 9 | 9 | 100.00% |

上記のデータ作成時に、サンプリングは掛かっていませんでした、
訪問時のページビュー数が1PV~10PVについて、比較してみました。「GA4_探索」÷「UA」の値は、一番差が開いたところで、115.63%。100%になった行も4行ありました。比較的近い数値が取得できていると言えそうです。
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