「【プロパティX】の<探索レポートP>」を例に解説させていただきます。
※前提条件 その1※
探索レポートを作成したアカウントにて「共有設定」をONにした場合を想定します。
「探索レポート」における、「共有設定」をONとは、このプロパティ―にアクセスできる
全ユーザーに対して、<探索レポートP>を読み取り専用モードで公開することを指します。
このプロパティ【プロパティX】に対する
ユーザー権限は5種類設定できます。
探索レポートに対しては、どのユーザーも権限は同等となります。
1. 管理者 (探索レポート:自ら作成〇、他のユーザーのレポートを閲覧〇 他のユーザーのレポートを編集× 日付変更×)
2. 編集者 (同上)
3. マーケティング担当者(同上)
4. アナリスト(同上)
5. 閲覧者(同上)
※前提条件 その2※
探索レポートを作成したアカウントにて「共有設定」をOFFにした場合=デフォルトを想定します。
1. 管理者 (探索レポート:自ら作成〇、他のユーザーのレポートを閲覧× 編集×)
2. 編集者 (同上)
3. マーケティング担当者(同上)
4. アナリスト(同上)
5. 閲覧者(同上)
この場合は、作成したユーザー=閲覧できるユーザーで、
【プロパティX】にアクセスできるユーザーであっても、自分が作った探索レポート以外を見ることができません。
<結論>
もしも、ユーザーAに対して、
【プロパティX】の<探索レポートP>
【プロパティX】の<探索レポートQ>
【プロパティX】の<探索レポートR>
のうち、「P」だけ見せたいという運用をしたいのであれば、
【プロパティX】の<探索レポートP>=ユーザーAのアカウントで作成 他のユーザーに見せてよいなら 共有設定ON
【プロパティX】の<探索レポートQ>=ユーザーA以外のアカウントで作成 共有設定OFF
【プロパティX】の<探索レポートR>=ユーザーA以外のアカウントで作成 共有設定OFF
としておけば実現できます。
これを10人それぞれに対して行いたいなら、
【プロパティX】にアクセスできるユーザーアカウントを10作り、10ユーザーそれぞれのアカウントで、
探索レポートを作って、全て共有設定をOFFにします。
ただしこの場合、10アカウント全ての探索を閲覧できるスーパーアカウントは存在しないため、全部を確認するには、10ユーザー分のログインが必要となります。
共有設定ONでも読み取り専用モードであり、日付も変えられない件について
共有設定ONで読み取り専用モードのレポートは、複製して設定変更することが出来ます。
ですので、共有設定をONにすれば、複製して→日付変更という運用は出来ます。
ただし、共有ONにしておくと、そのプロパティにアクセスするユーザー全員が閲覧可能となるので、
特定のユーザーだけに見せることはできません。
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